闘病記、ふたたび -まるまるマラウイ-

マラウイで地域おこしに携わっていた2008~2010年のブログ ”まるまるマラウイ~素顔のアフリカ~” のリバイバルシリーズをお届けしています。

ネガティブなイメージの強いアフリカの明るい面を伝えるとともに、初心を思い出して今に活かすという意味も込めて・・・♪

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闘病記、ふたたび

2009/05/18(月)

 

先週の月曜から体調がおかしくて
火曜までがんばって仕事に行ったけど
やっぱり熱が38度弱。

そんなにたいしたことない気もしたけど
こないだケニアに行ったこともあって
万が一、豚インフルエンザだったり
そうじゃなくて普通のインフルエンザでも
人にうつすといけないし、受診することに。

そして前と同じ病院へ。( →前回のはなし )
ラボのおじさんは信用できんが、なんだかんだ
2度と行きたくないほどでもなかったし。

診察をうけて、おそらく喉の炎症で風邪じゃないだろう
と言われて一安心。

インフルエンザではないですよね?って聞いたら
「違うよ。もしかしてSwine Flu(豚インフルエンザ)を心配してる?
まだマラウイには着いてないから大丈夫だよ」
って笑ってたけど、何を根拠に?
受診者の中に発症者がいないってだけなんじゃ。。。

裏情報では南アフリカまで来てるって話だし、
これから南半球が冬になる時期、この国だとまたたく間に
広がるのかと思うと恐ろしい。
こういう時に、貧富の差がガクンと影響するのかと思うと。。。

しかもマラウイでは、マラウィアンの優秀な医者がいても
そのほとんどがヨーロッパとか南アフリカの病院に出稼ぎに
行ってしまって、国内の医療は医者不足で崩壊寸前なんだそう。

ここの病院も、正式な医師は院長だけで、そのほかは
メディカルアシスタントという本来は医師の補助をする立場の人
たちが診察もしたりしているようです。

さて、私を診てくれたさっきの人は、どっちだろう・・・
名札がないから判断できない。。。

採血して、マラリア検査と他の感染症の検査。
よかった、今日はあのおっちゃんじゃない。


この人も白衣着てないけど、だいじょぶかなあ?
あんまし関係ないのかなあ?
手袋はしてる。やっぱあのおっちゃんがしてないだけだったんだ。


検査の結果、咽頭炎でした。
バクテリアに空気感染したらしい。

↓ 病院内の一角で薬を出してもらう。
右側は血圧、体温、体重を測るところ。


いつ何を何個飲むのか、けっこう細かく書いてくれた。


↓ これが今回もらった薬。
白いのが抗生物質で、ピンクが解熱鎮痛剤。
そのほかトローチ系のキャンデーと咳止めシロップまで。
シロップとか日本でも飲んだことないのに、すごい充実ぶり。
(シロップといえども、かなりマズかった~)


それにしても、白衣もなく名札もなく正式な医師かも分からない
人の診断を信じて、ショッキングピンクの薬を飲んだりするって
いうのは、正直、怖い。
毒と薬は紙一重っていうのに、これが本当に咽頭炎の薬で
量も正しいのかどうか、何を頼りに信じればいいの?
ここが病院で他にも患者がいて、周りに医者としてあつかわれてる
ことを頼りに、ただ、信じるしか、ない。

そう考えると日本でも、病院っていう建物とか白衣とか名札とか
周りのスタッフの扱いとかが医者を医者たらしめてるだけで、
あなたの病気はズバリ〇〇です、って言葉を迷いなく信じてる
けど、もし周りを覆ってるバリヤが全部なくなったら
かなり信じづらくなる気がする。

患者を安心させるためにも
医者が医者として威厳をもって存在するためにも
より「医者」らしく演じるための小道具として
白衣とか聴診器とかが機能してる面もあるのかもなー、
なんて思ってみたり。

ちなみに風邪じゃないからって調子に乗って写真をとった
バチがあたったのか、このあと熱が39℃台まで上がって
ずーっと下がらず3日くらい苦しむことに。

とほほ~
やっぱり健康が一番。。。
みんなも気をつけてね~
はあ、しんどかった。。。

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