新事業”ナノ(nano)フランチャイズ事業”を始めました

MONSOON JAPANでは新しく、”ナノ(nano)フランチャイズ事業”をスタートしました!

私は小学生の頃、フィジーの子どもがホームステイに来たことがきっかけとなり、これまでNGOや青年海外協力隊、開発コンサルタントとして約10年、国際協力に携わってきたのですが、そのなかで、途上国にはもっと働きたくても機会が少なくパワーを持て余す人々が大勢いるということを知り、企業が事業を行い人々が働く場所を増やすこと、また仕事を通じて能力を高め国の発展を担う人を増やすことを目指し立ち上げたのがMONSOON JAPANです。

 

アフリカを知れば知るほど、現地の方はもともと優れた能力を持っていて、けれど植民地時代や独裁政治によって何世代も創造性や自発性が抑圧されてきたために、自由な社会が開けてもうまく力を発揮できずにいるのだと思うようになりました。アフリカで欧米人が経営する大規模農園では、現地人スタッフには「作業」だけをさせ肝心のノウハウは一切教えないという話があり、これこそ逆に彼らの能力の高さを裏付ける事実です。

 

 

フェアトレード事業に加え、新しくスタートしたナノフランチャイズ事業を通じ、収入を得るだけでなく、リスクをとって試行錯誤やチャレンジすることで自分たちで国を支え発展させていく人を増やすために日々取り組んでいます!また事業に関わる日本企業、日本人を一人でも多く増やすことで、アフリカビジネスにおいて他国より10年、20年も遅れている日本や日本企業の存在感を高めるとともに、日本の技術・ノウハウをアフリカに普及し、日本とアフリカお互いの強みを持ち寄り教訓を共有することで、より豊かな未来の実現をめざしています。

 

 

ナノフランチャイズ事業を進めているマラウイではエイズ(23.7%)やマラリア (9.7%)に次ぐ死亡要因第4位が下痢(7.4%)で、慢性的な栄養失調のためちょっとお腹を壊し下痢を発症しただけで死の危機に直面してしまう子どもやお年寄りが多く、その数は年間80万人に上ります。下痢は傷んだ食品や不衛生な水を口にすることだけでなく、ネズミやゴキブリ、ハエなど細菌を媒介する虫や動物との接触も大きな原因です。各家庭の衛生環境の改善が課題なのですが、既存の駆除商品は安全性や効果の面で不満が多いのも事実です。

 

 

そこで、簡単・安全・確実に要望を満たせる粘着式のネズミ捕り、ハエ取り紙、ゴキブリ捕獲器などの衛生改善商品のニーズを調査し、需要を確信しました。販売チャネルとして、既存のキオスクや露店、スーパーマーケットを通じ普及するほか、公文やヤクルトなどが途上国の低所得者層向けに行っているマイクロフランチャイズのハードルを限界まで下げ、より多くの人がチャレンジできるナノレベルの仕組みを『ナノフランチャイズ』と名付け、多くの人々へアクセスすることを目指しています。

 

 

ナノフランチャイジーへの参加で収入の機会を得られるとともに、たった1つからでもよいので商品を仕入れて売る実践型トレーニングを行い、日々の収入を 増やし、ビジネス感覚や自発性、創造性を培うことができます。収入を得るだけでなく、リスクをとって試行錯誤やチャレンジすることで、自分たちで国を支え 発展させていく人を増やします。最初はマラウイで小さいけれど優れたモデルを完成させ、いずれ国全体、また他の途上国にもこのようなビジネスモデルを広 げ、雇用問題解決の一助にしたいと考えています。

 

新しい事業への応援、どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

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