半期に一度の合同ミーティング -まるまるマラウイ-

マラウイで地域おこしに携わっていた2008~2010年のブログ ”まるまるマラウイ~素顔のアフリカ~” のリバイバルシリーズをお届けしています。

ネガティブなイメージの強いアフリカの明るい面を伝えるとともに、初心を思い出して今に活かすという意味も込めて・・・♪

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半期に一度の合同ミーティング

2009/08/27(木)

 

昨日、JCC(Joint Coordinating Committe)ミーティングに
参加してきました。

(といっても協力隊員は会議で何か報告する
わけじゃなくオブザーバーとして参加。
いつかちゃんと会議で発言できる日を夢見て頑張るぞ~!)

↑ マーケティング部の活動について報告中の、カウンターパートのピリさん
JCC(Joint Coordinating Committe)ミーティングは
半期に一度行なわれ、オボップ(一村一品)プログラムに
関わる人たちが、過去半年の活動の振り返りと
今後について話し合うもの。
マラウイでは2008年度下半期が2009年1~6月に
あたるので、今この時期に会議があるのです。
( → オボップの概要はこちらの<配属先と具体的な活動のこと>の所を参照 )

会議にはオボップ事務局スタッフのほか、
管轄省庁の担当者やMEPC(マラウイ政府輸出局)
ブンダ大学職員(食品加工研修などで関わりあり)、
日本政府関係ではJICAのオボッププロジェクト担当者、
在マラウイ日本大使館職員などが参加しました。


そういえば赴任当初は、事務所が首都で田舎生活を
どっぷり体験できないから残念、と思っていたのですが、
自分の時間で村に泊まりに行ったり
出張で農民グループと接したりすることもできれば、
他の隊員だとあまり関わる機会のない役人と接したり
政府内の雰囲気や仕事の進められ方などを肌で感じたりもでき、
要は支援活動のボトムからトップまでを広く見られて
オボップ配属で本当にラッキーだったと思います。


ちなみに場所は、産業貿易省内の会議室。

そう、実は先月、大統領選挙後の組織再編により
地方自治地域開発省(Ministry of Local
Government & Rural Development)の傘下にあった
われらがオボップの管轄が、産業貿易省(Ministry of
Industry and Trade)に変わったのです!!

地方自治地域開発 → 産業貿易
なんて、名前からみるだけでもかなりのスタンスの変化と思われます!

そ、そんなぁ~!こんなに簡単に変わっちゃって大丈夫なの??
ちゃんとコンセプトは維持できるの???
と仰天でしたが、実際変わった理由には

「オボップのねらいは地域開発だが、ずいぶん活動も発展してきて商品の質も高まったので、そろそろマラウイの産業として海外市場も視野に入れる段階に来ているのでは」

という背景があり、前々からこの話は出ていたのだそうです。
地域開発をねらいとすることは変わらないけど
そろそろ次のステップに進もうよ!ということのようです。

写真の右( ↓ )が産業貿易省のクムェンベ事務次官。
一見怖いけれど、ジョーク好きな楽しい方でした。
左はオボップのトップ、ナショナルコーディネーターのカルマさん。
イギリスの大学院で開発学の修士を取られていてさらに女性で
政府機関のこの地位というのは相当なエリートなのだそうです。
マラウイでは私を含め成人女性への敬称は誰でも「マダム」ですが
スタッフが「マダム」といえばカルマさんのことです。


会議では、オボップのマーケティング部、ビジネス部、
JICAオボッププロジェクト担当者から過去半年の活動について
報告され、検討課題については話し合いを行ないました。

JICAによるオボップへの支援としては、現場からの要請に答えて
今後、マラウイ各地の農村に数名の協力隊員を派遣する
というプランもあるそうで、そうなると、今まで手の届かなかった
ところまできめ細かな支援ができるようになるかもしれません。

半年の振り返りを終え、私もまた次の半年をがんばりたいと思います!

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