マラウイ電話事情 -まるまるマラウイ-

マラウイで地域おこしに携わっていた2008~2010年のブログ ”まるまるマラウイ~素顔のアフリカ~” のリバイバルシリーズをお届けしています。

ネガティブなイメージの強いアフリカの明るい面を伝えるとともに、初心を思い出して今に活かすという意味も込めて・・・♪

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マラウイ電話事情

2009/04/28(火)

 

こっちに来て驚いたのが携帯の普及率。
お金持ちじゃなくても持ってることが多いし
田舎の人も持っていて、
宅電の代わりに携帯を使ってる人が多いみたい。
一番安い機種で3000クワチャ弱だから
マラウィアンの平均月収5000クワチャからすると
日本人がパソコンを買うような感覚でしょうか?

マラウイ国内の携帯会社はZAINとTNMの2社です。

カード式のユニット(ポイントみたいなもの)
を買って↑の銀のとこを削って出てきた暗証番号
を入力するとユニットが加算される仕組み。
日本みたいに、まず契約して料金は月々後払い
とかじゃないから
携帯買ってSIMカード入れてユニットを入れれば
すぐ使い始められます。
でも、ユニットがゼロになるとかけられないし
自販機があるわけでもないから
万が一のために常にユニットの予備を持ってないと不安
って意味では、ちょっとめんどくさいかも。

写真の右のがTNMの500ユニット分(500円くらい)で
左のがZAINの100ユニットのつづり。
100、500、1000ユニットのカードがあって
どっちの会社でも値段は一緒だけど、カバー地域が違います。
国内の同じ会社同士だと100円分で5分くらい話せるかな。

一般人に普及し始めたのはちょうど10年ほど前からみたい。
思ったより昔からあるんですね~
日本で一般人がベルとかピッチじゃなく携帯を
使い始めた数年後に途上国にも一気に広まった、のかな?
(詳しい方、間違ってたら教えてくださいね~)
そういえば、パプアニューギニアに行ったときも
同じくらいの時期からDigicelって会社が
どんどん規模を広げてきたって言ってました。
現地に国際協力NGOがやってる農業技術研修所があって
そこで住み込みで農業研修を受けてる
現地の若者たちが携帯にハマリだして困ってるから
禁止にしようか迷ってるってスタッフが言ってたなあ。
私の滞在中にDigicelのヘリコプターが研修所に来て
敷地が広いからアンテナ立てさせてって
交渉してたりもしました。
携帯つながりで、、、フィリピン人に聞いた話ですが
フィリピンでは携帯が恋愛ツールにもなってるらしい。
小さな島々からなるフィリピンの
島と島を隔てる海を越えて携帯で出会った若者が
一度も会ったことなく遠恋してたりするんだって。
そしてはるばるの初デートで盛り上がりすぎて
できちゃった婚するカップルも多いとか少ないとか。。。
ほひょー、想像以上。
山が多いから、山の上の田舎の村だと
逆に電波がよく入るらしい。
森林伐採ではげ山になってしまった山が多いから
なおさらつながりやすいのかも。

携帯はいまや、世界中の隅々まで浸透してるんですね~

ちなみに、、、
マラウイでは職場の置き電話もユニット式です。

覆いの紙を破って隠してある暗証番号を入力

なので、

「〇〇さん、〇〇に折り返し電話してもらえますか?」
「・・・・・。ユニット持ってるか?ユニットが無くなったからかけられない」

なんてことがよくある。。。
勤務先から毎月ユニット代を支給されてるけど
なぜか上手く回ってない様子。
おいっ!
これじゃ、仕事になりましぇーん!!
しかもユニットがあっても追加しなきゃな時は

電話会社に電話

「番号をご入力ください」

12ケタを入力

「ピンコードをご入力ください」

4ケタを入力

ようやくかけ始められる

って、じれったい!!
見てるこっちまで、イライライライラ!
う~~~~!

っとなってるのは私だけで
マラウィアンはいたって平気そう。

「時間がかかるのはあたりまえ、
だからそれを見越してスケジューリング」

これ、こっちでの鉄則ですが、まだまだ慣れません。

今日も私だけ、イライライラ~
あれー、私ってこんなに短気だっけ・・・?
とほほー

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