マラウイの衛生実態と商品ニーズ Vol.2: 2日間で18匹のネズミを撃退!

ナノフランチャイズ事業で販売しているのは子供がケガをしたり、あやまって誤飲したりしない、リスクの少ない粘着タイプのネズミ捕り。

 

 

 

その効果のほどについて、まずは8年来の友人の家からモニタリングを始めました!

 

 

友人宅は首都リロングウェから車で20分程の都市近郊で、このあたりで一般的なレンガ+トタン屋根タイプ。

 

商品の使い方を説明して・・・

 

ネズミ捕り2つをさっそく食料庫や寝室へ仕掛けに。

 

 

すると、なんとわずか5分後に寝室においた方に一匹目のネズミがかかりました。本当にわずか5分で!せっかく捕まったというのに、もしかして喜ばせるために仕込んでない?と疑ってしまうほどのスピードで、んーなんだか実感が湧きません・・

 

近所の人も、なんだこれは?と集まってきました

 

 

そしてその後も1時間で6匹、2時間で8匹と徐々にスピードを落としつつも、何かのショー?と思うくらいのネズミがかかりました。あまりのとれようにただ見入るしかありません。

 

最終的に、1週間後にモニター結果を聞きにまた訪れたところ、2日目までに食料庫で8匹、寝室で10匹、合計18匹捕獲したとのこと。3日目以降も置いているけれど、それ以降はかかってなく、ひとまずこの家にいたネズミファミリーは駆逐され、次の集団がやってくるまではしばらく安泰のようです。

 

 

なかには子どものネズミもいて、かわいい顔でちょこちょこ動き回るネズミたちに、昔ハムスターを飼っていた私としては心が痛みつつ、、けれどここで同情してしまっては元も子もないと自分に言い聞かせます。

といっても、めでたく撃退した後はなるべく屋内にねずみが入らないよう住環境を整え、ネズミとヒトが住み分けられるよう工夫していかなければ意味がありません。商品は沢山売る必要があるけれど、だからといって目的は衛生改善なので、それをいかにビジネスと両立させていくかが考えどころです。

 

捕らえたネズミをスマホで捕って

 

さっそく知り合いにも紹介してくれます!

 

 

ちなみにネズミ取りは使い捨てを徹底するはずでしたが、捕獲後ネズミを手づかみで取り除く人が続出し、再利用を制限するのはとても難しいとわかりました。ここだけは徹底をと意気込んでいましたが、しょっぱなから撃沈です。

 

ネズミが捕れたら閉じてネズミ捕りごと処分するように、と言う間もなく当たり前のように手づかみで取り除くマラウィアン。たくましい。

 

衛生面を考慮したうえでの使い捨てなので再利用しないようにと徹底する予定でしたが、なんといっても赤い大地と人間の暮らしの境界線があるようで混ざりあっているアフリカ、マラウイ。裸足で外を歩いたそのままの足で家に上がってくつろぐのも普通。オフィスでさっきまでパンプスをはいていた秘書が、ふと見るといつのまにか裸足で立っている!というのもよく見る光景なのです。

 

仮にネズミだけ触れないように徹底したところで、他にも日常的に様々な虫・生物に触れているためほとんど意味がないこと、またネズミに触れた後はきちんと石鹸で手を洗う程度の衛生意識は備わっていることから、気をつけて再利用するよう促す方が現実的だと、何軒かで同じ状況に出くわすうちに悟りました。

 

この家族ではネズミを殺して捨てる係はいつもこの若者で、 同じマラウィアンでもキャラクターがみんな違って面白い。 みんなが触れるわけではなく女性は怖がる人も多いです

 

キュッと首をしめ、ゴミ捨て場へ。う~残酷、と思ってしまうのも先進国ならではの甘い考えなのかも?

 

娘さんが触ってしまわないよう、土でよく覆います。

 

ひと段落して、お昼もごちそうになりました。お客さんが来たということでビーフまで出してくれて。ありがとう・・涙

 

 

この日、家の前では明日教会で売るといって皆でトバ(白トウモロコシから作った甘酒みたいな栄養ドリンク)を作っていました。こういう光景を見るたびに、この国には起業家精神を持つ人がたくさんいる!とわくわくします。
次はゴキブリ捕獲器のモニター調査結果です!

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