ちりもつもれば -まるまるマラウイ-

マラウイで地域おこしに携わっていた2008~2010年のブログ ”まるまるマラウイ~素顔のアフリカ~” のリバイバルシリーズをお届けしています。

ネガティブなイメージの強いアフリカの明るい面を伝えるとともに、初心を思い出して今に活かすという意味も込めて・・・♪

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ちりもつもれば

2009/12/22(火)

 

先日、アンテナショップのバックヤードを大掃除しました。

というのも、私がオフィスで管理してる帳簿上の商品の在庫数と
じっさいにお店で店長が数えた商品の在庫数が
ピッタリ合うのが理想的なのですが
ここ数ヶ月それを目指して店長とがんばってきたのに
合わない!なっかなか合わない!

毎月末の在庫チェックで、9割がたの商品は大丈夫なのですが
いくつかの商品は、在庫が帳簿上より少ないか、または多いか。
こうなると、次の発注に支障がでてきます。

なので、
帳簿上とお店とで商品をカウントするタイムラグを完璧になくし
計算ミスに極力注意し、店長には在庫が合った月はボーナスをやる
という約束までして、これでどうだっ!
と思ったのに、それでも合いません。

いったい何が原因??

ただ、ひとつだけ。
在庫が合わなさすぎるからもう一度チェックしてと言ったら
奥に数えていない箱がもう一個あるのが出てきたり
別に保管している賞味期限切れや破損品を数え忘れていたり
と、要は「数え忘れがゼロになっていない」
ことがまず最初のズレになっているのでは?、ということ。

しかもその場合、5個とか10個単位の
けっこう大きな数のズレがでます。
おそらくそれを無くさないかぎり、他の小さなミスも見えにくいはず。

で、それを直すように言ってきたけど
やはりまた今月も数え損ないが出てくる、という感じ・・・

人間である以上しょうがないのか?
と思いかけましたが、もしや保管方法にも問題があるのでは?
というわけで、かなり細かく店長に尋問。。。

「賞味期限切れはどこにどうやって保管してるのか?
同じ商品は同じ場所にまとめて保管してるのか?分けてるのか?
数えるときは商品を棚から下ろして数えてるのか?
保管用ダンボールは外から中身が分かるのか?・・・」

そうしたらやはり、「だいたいきちんと」やっていました。
でも恐らくこの「だいたい」が全ての始まり・・・

そしてバックヤードを奥の奥までチェックすると
思った以上に雑然としていて
これではどうしてもミスが起こるだろう、ということも分かりました。

もともと私よりはるかに「きちんと」タイプの店長なのに
自分のことを棚の上の上にあげて
「もっときちんと数えるように!」と念を押し・・・

というわけで、大掃除でした。
(説明ながっ!)
いままで一応片付いていたように見えてましたが
細かくチェックしてみると
要らないものが出てくるわ出てくるわ!

また来年使うかもしれない模造紙
いちど使ってすぐ破れてしまったサインボード
イベントで使ったテーブルクロス・・・
奥の奥にあって、その存在すら見えてませんでした。

普段は必要ないもの、今後2度と使わないもの
の山を見て、何で今まで気づかなかったんだろう・・・
と自分が情けなくなったり。
そして、これからしばらくは棚卸しのときに
私もお店に行って一緒にやることになりました。
そうすると、また何か見えてくるかもしれないということで。
間違いにくいように、賞味期限切れと破損品を
一目で分類できるように専用のはこを設置 ↓


ついでに、商品の種類を特に混同しやすかった陶器と籐家具には
こないだ来られたマーケティング短期専門家さんのアドバイスで
商品番号をつけることにしました。

いままで商品名で売り上げを管理していたので
カウントミスの理由に、商品Aと商品Bを間違える
というパターンも多かったからです。

たとえば最初に、「これはフラワーポットね!」と決めていても
なぜかいつのまにか

フラワーポット

フラワーバスケット

フルーツバスケット

と、だんごどっこいしょ状態。
電話で

「え?フラワーポットはこないだ2個入荷したから
1個は残ってるはずなのになんで無いの?」
「で、フルーツバスケットはもうゼロのはずなのに、なんであるの?」
「フルーツバスケットは丸くて薄いやつで、フラワーポットとは別物だよ?」

なんていう無駄な時間を費やしていました。
(フラワー用にもフルーツ用にも使えそうな形が問題だよ!
という八つ当たりはぐっと心にしまい・・・)

商品そのものにも、それぞれ別の通し番号を貼りつけ
対応表をオフィスとお店に置いたので
もうこれ以上間違いようがないはずです。


いやー、ここまでやらなきゃ合わないものかと思うと
その細かさにちょっと辟易。うへえ・・・
いやいや、O型のせいにしてはいかんいかん。

世の中には、工場でちっちゃーな部品の在庫管理をしている人
だっていると思うと、ほんっとうに頭が下がります!!

でもあらためて振りかえると
なんで今までやってなかったんだろう??
という当たり前の基本ばかり。
はああ、今さら気づくなんて・・・。なんか自分にショック。
ちなみに、いままで店舗陳列用の細めの棚を
やむなくバックヤードでの商品保管用に使っていましたが
最近は商品数も増えてそれだけでは
出し入れしにくくなってきました。

専門家さんに相談すると
在庫管理しやすい奥行きのある棚にする時期かもね。
とのこと。

もっとスムーズになる日も近そうです♪

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