パンフ案いろいろ -まるまるマラウイ-

マラウイで地域おこしに携わっていた2008~2010年のブログ ”まるまるマラウイ~素顔のアフリカ~” のリバイバルシリーズをお届けしています。

ネガティブなイメージの強いアフリカの明るい面を伝えるとともに、初心を思い出して今に活かすという意味も込めて・・・♪

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パンフ案いろいろ

2010/08/16(月)

 

こないだ撮影を済ませたお店紹介用パンフの (→ パンフ撮影★ )
サンプルが出来上がりました。

どちらもそれぞれ素敵です♪

これに割引チケット的なものをホチキスでとめて
集客アップを図る予定。

対象は主に外国人やマラウィアン富裕層で
ホテルやレストラン、空港などに置いてもらう予定です。

というわけで、”外人の目にもかないマラウィアン受けもよいもの”
という視点で、外人目線の意見をオボップの日本人3人
マラウィアン目線をオボップのマラウィアン6人に聞いて
表紙、中面をそれぞれ2案から選んだのですが!

これが意外と意見がぶつかって難しかったです。。。


表紙は個人的には左の案が、
高級感と落ち着きがあって好きだったのですが、
ホテルに置いたときに周りに置かれている別のパンフ(ホテル、レストランの)
にもこういう雰囲気のものが多くて埋もれてしまうかも
という理由もあり、色々話し合ったすえ
最終的には右の案を採用しました。
検討の段階で、マラウィアンから出てきた反応は

●左の案について・・・
たった3つしか商品がないからもっとたくさん商品を載せたほうがいい。だから右案がいい!
→「うーん、左案の場合、イメージ重視だから数は直接関係ないんだけど・・・。それに表紙デザインはオッ?と手に取らせるのが目的で説明は中でするから、表紙の商品数はそこまで重要じゃないんだけど・・・」
by H山デザイン隊員

●右の案について・・・
なんで商品の色がこんなオカシな色なんだっ!?実物はこんなじゃない
→「いやこれは、あえて派手な色で遊んでるんですが・・・」
by H山デザイン隊員
などなど、ちょっと変わった反応が多くてびっくり!
その理由はマラウイではまだ広告やパンフの歴史が浅いからか
超ストレートでも読んでくれて、べつに新たな表現方法を使う
必要がそもそもないようです。
というわけで、”ひねり” とか ”遊び” とか ”あれ?何だろう?”
という工夫がまったく伝わらないどころか誤解されてしまう、
楽でいいような、でも色んな面白いデザインを見慣れた日本人には
ちょっとつまんないような、でもそれがマラウイ流だとわかりました。

というわけで中面も、あえて商品サイズを大小変えて
配置にも遊びをいれた右案は、バナナワイン(左下)が
ななめになって” しまっている” ということで却下。

何度も説明して”遊び”の面白さを伝えようとしましたが
理解はしてくれたもののどうしても感覚的にしっくりこないらしく、
あー海外とか行ったことある政府職員でこれだったら
他のマラウィアンにはもっと分かってもらえないかもね、、、
ということで中面は左の案に落ち着きました。
表紙については結局、商品数の多い右案に落ち着いたけど
「やはり、この色が実物とちがう!!やっぱり納得できん!」
ということで右案を基本にして色だけちょっと手を加えた
3バージョンを新たに作り、その中からさらに1つえらぶことに。

あとちょっと時間がかかりそう。

ちなみに裏面はとくに変更なくこのまま進めそうです。

それにしても、デザインの受け取り方が
日本人とマラウィアンでここまで違うとはびっくり!
消費者が変わればデザインも変わってくるものですね。

デザインだけじゃなくて他のことすべてに言えそう。
ふうー、勉強になりましたっ!

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