MONSOON JAPANではナノフランチャイズ方式で粘着式のネズミ取り、ハエ取り紙、ゴキブリ捕獲器を販売しています。
マラウイで普及しているネズミ取りはバネ式や毒だんご式。一定の効果はあっても、ネズミが学習して効果が下がる、子どもの誤飲やケガの危険があるというデメリットがあり、安全で簡便な粘着式のネズミ取りが求められています。
2015年2月に、簡易的に10名のマラウィ人に粘着式ネズミ取りを希望の価格で購入してもらった後、自宅で2~3週間使用してもらったところ、9名の方から「よく捕れたので今後も継続して使いたい」という回答をもらいました。
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今後も使いたい9名のうち7割近くが500クワチャ(約100円)以下ならまた使うと回答
試験販売してもらったキオスク店長からは、追加仕入れの依頼をいただいています。また、現地ではほとんど売られていないハエ取り紙、ゴキブリ捕獲器のニーズも高く、商品に加えました。
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試験販売してもらったマラウイの首都リロングウェにあるキオスクの店長
2025年までに32万人に衛生商品を届ける計画です!
現在、やる気あるナノフランチャイジーを一人ずつ厳選し、育てているところで、目安として2025年までに計110名のマネジャー、5,000名のナノフランチャイジー、商品シェア30%で7万世帯、32万人に衛生商品を届ける計画です。この間に信頼のおけるマネジャーを多数育て、将来は現地へ経営を移管し自分たちで事業を展開していってもらいます。
雇用問題と衛生問題が同時に解決するビジネスモデルで途上国を救います!
アフリカを知れば知るほど、現地の方はもともと優れた能力を持っていて、けれど植民地時代や独裁政治によって何世代も創造性や自発性が抑圧されてきたために、自由な社会が開けてもうまく力を発揮できずにいるのだと思うようになりました。アフリカで欧米人が経営する大規模農園では、現地人スタッフには「作業」だけをさせ肝心のノウハウは一切教えないという話があり、これこそ、逆に彼らの能力の高さを裏付ける事実です。
『ナノフランチャイズ』によって、収入を得るだけでなく、リスクをとって試行錯誤やチャレンジすることで、自分たちで国を支え発展させていく人が増えることを信じています。また、マラウイだけでなく他の途上国にもこのようなビジネスモデルが広がり、雇用問題と衛生問題が同時に解決する一助となれたらと思います。その先駆的な取り組みとして、日々情熱をもって取り組んでいます!
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